2050年 カーボンニュートラルに向けて

今回は「2050年カーボンニュートラルとコーヒー焙煎の電化」について、今一度考えてみたいと思います。

国のエネルギー政策である「2050年カーボンニュートラル」に向けては、徹底した省エネに加え、再エネ電気や水素等の非化石エネルギーの導入を拡大していくことが必要とされています。

社会全体としてカーボンニュートラルを実現するには、電力部門では非化石電源の拡大、産業・民生・運輸(非電力)部門においては、脱炭素化された電力による電化、水素化等を通じた脱炭素化を進めることが必要とされています。

電化とは、暮らしや経済活動に必要なエネルギー源を、CO2を排出する石油や石炭、ガスなどの化石燃料から、電力に置き換えることです。

経済産業省はカーボンニュートラルの実現に向けた「グリーン成長戦略」を発表しました。この中で電力部門について、太陽光や風力といった再生可能エネルギーを最大限導入することに加え、電力以外の部門では「電化」が中心になると位置付けているのです。言わば車の両輪と言えます。

コーヒー業界においても、電力や水素を活用した焙煎等が実現してきています。

当店が導入している「焙煎機NOVO」は電化・DX化されています。内燃機関をもたず、効率的でもあります。今後、電力部門が風力発電や水素発電等の非化石電源を拡大させていくほど、当店も「2050年カーボンニュートラル」に微力ながらも貢献できるのではないかと考えています。

「小さな店でもできること」を積み重ねることが大事であり、「地球環境へのやさしさが、おいしさを一層引き立てる力」になるのではないかと思っています。

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