コーヒーの品種 ティピカ

今回は、コーヒーの品種であるティピカについて再掲いたします。経緯は以下のとおりです。

本日ご来店いただいたお客さまから「母がコーヒー好きで、ブルーマウンテンに似たフレーバーのコーヒーがあると聞いたので興味がある」という話がありました。多分、パプアニューギニアのシグリ農園のことだろうと推察しました。当店でも取り扱いがあるので、特長をご説明したところご購入いただきました。有り難いことでです(お客さまには御礼いたします)。

以前、ティピカについて本コラムでご紹介した経緯がありますので、ご覧になっていない方のためにも再掲いたします。
以下本文です。
 
典型的な、ティピカルの意味。これぞアラビカ。アラビカ種の中で最も古い品種の一つです。エチオピア南西部で生まれ、エチオピアからイエメン、インド、インドネシアなどに広がっていったとされています。
味わいは上品でクリーン。甘味とさわやかな酸味が特徴の風味が素晴らしい品種ですが、病気に非常に弱く、生産場所も限られます。
栽培が難しく、収穫量も少ない為、流通量が極めて少ないです。他の品種と混在される事も多いため、単一品種として流通しているものはきわめて少ない状況です。
また生産性を上げる為の品種改良も行われており、今では「100%ティピカ」と呼べるものは少なくなってきています。ちなみに、ハイブランドとして有名な、ジャマイカのブルーマウンテン地区で栽培されているブルーマウンテンや、ハワイ島西部のコナ地区で栽培されているハワイコナは、それぞれその地で独自変化をしたティピカの亜種にあたります。
当店ではパプアニューギニアのシグリがティピカですね。そういえば、飲む度にブルーマウンテンに雰囲気が似ているな・・と思います。
ご賞味いただけたら嬉しいです。

以上が本文です。ご参考にして下さい。
それでは、明日も良い一日になりますよう願っております。

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