今回は、コロンビアから送られてきたコーヒー豆の麻袋に関するお話です。

その前にお豆のご紹介です。この麻袋はAGE of NOVOシリーズのJOKERのものです。
JOKERは、コロンビアの中でも最高品質のコーヒーを生産する名産地ナリーニョ産です。そして、そのナリーニョの中でも特にカップ品質に優れたラ・ウニオン地区よりお届けするマイクロロット。
非常に傾斜の厳しい斜面と肥沃な火山灰土壌、渓流が日中は山麓まで温かい空気を運び、その暖気は夜に山頂に上昇し、最大標高 2300m の耕地で最高品質のコーヒーを生産。その地形的特徴も重なり農園面積 1ha 未満の零細農家が一粒一粒完熟豆を丁寧に収穫し、手動のパルパーで果肉処理を行い、小さなタンクで水洗・発酵されます。パティオやアフリカンベッドで天日乾燥。ここで栽培されたコーヒーは大手が9割おさえ、残りの1割も奪い合い。そんな噂も飛び交うほどの逸品です。
スイスの専門商社ボルカフェからマイクロロットを毎年苦労してGETする。それがコロンビアナリーニョ ラ・ウニオン。そしてその、マイクロロットにつけた名前は、JOKER。
苛烈な環境のコロンビアから生まれたラ・ウニオン地区独特の、深くマイルドな酸味と芳香なボディ。ナッツ系の滑かな後味です。

さて、この麻袋。一番下に3つの番号が記されていますね。これはICOナンバーと言います。国際コーヒー機関(International Coffee Organization)はICO番号を活用し、コーヒー統計を作成します。コーヒー輸出国は輸出登録に活用しています。
ICOナンバーは3つのコードから成り、1番目は輸出国の番号、2番目は輸出業者の番号、3番目は輸出登録の番号です。このICOナンバーがおおよその履歴を表しています。品質管理やデリバリー時の追跡調査に活用され、通称、ロットナンバーと呼ばれています。

このような視点で麻袋に注目してみると、コーヒーへの理解が一層高まるかも知れませんね。現在、店頭に展示してありますのでご来店の際はご確認お願いします。

今回は以上です。それでは、今日も良い一日になりますよう願っております。

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