今回は、Share Green Minami Aoyama散策についてご紹介します。
ここは緑豊かな広大な広場を中心にして、フラワーショップやコーヒーロースタリーがあります。コーヒーロースタリー名は「Little Darling Coffee Roasters」さん。倉庫跡地をリノベーションしたインダストリアルな空間で、アート、デザイン、細部にわたり、コーヒーをよりスペシャルなものにするためにつくられた空間です。居心地の良いとってもおしゃれな雰囲気です。
最高で最適な空間で、セレクトから焙煎、抽出までこだわったスペシャリティコーヒーを楽しみました。オーダーさせていただきましたのはホットコーヒーです。すっきりしたフルーティーな味わいで、ほどよい酸味と甘みが秀逸でした。バリスタさんに聞くと「ブラジル産のアナエアロビコです」とのことでした。
アナエロビックファーメンテーションとは日本語に直すと「嫌気性発酵」となります。この嫌気性発酵、元々はワインなどでよく見られる手法です。コーヒーの加工には発酵の段階が生まれます。通常ナチュラルプロセスで加工するときは、天日乾燥など空気に晒され、酸素に触れながら発酵していきます。
しかし、発酵酵母の中には、酸素を嫌い、酸素がないところで活動的になる酵母やバクテリアがいます。それらが活発に活動し発酵すると、通常の発酵時とは違った味わいやフレーバーが生まれるのです。
酸素が嫌いな酵母を活発にするために、空気を抜いて発酵させるやり方を「嫌気性発酵」、今日のアナエロビックファーメンテーションと言います。つまり、コーヒーチェリーをタンクや容器などにつめ、空気を抜き、酸素をなくした状態で発酵させるやり方です。そうすることで、通常の発酵時とは異なったフルーツやワインを思わせるような、またはシナモンのような独特なフレーバーや甘みなどが生まれます。この独特な味わいが味わえることから、スペシャルティコーヒーの中で注目を浴びているのです。
当店では、エチオピア イルガチェフェG1 コンガ アメデラロ アナエアロビコ ナチュラルを取り扱っております。最先端の味わいをお楽しみいただけますと嬉しいです。
今回は以上です。それでは、今日も良い一日になりますよう願っております。