当店では、スマトラマンデリンの2大巨頭である「リントン産」と「アチェ産」の豆を取り扱っています。
「産地によって味わいが変わるのですか?」というご質問を度々お受けすることがあります。今回は、そのフレーバーの違いに関するご紹介です。
リントン産の場合、アーシー(土っぽい味わい)さとハーブっぽい香りと、やや癖のあるフレーバーが特長です。これが病みつきになってしまう方が続出する要因ですね。
これに対してアチェ産にはそれが少なめで、透き通るようなクリーンな味わいが特長です。丁寧に作られたクリーンカップとなります。
しかし、アチェ産には山の奥深くに潜む野獣のような野性味(心地よい苦味)が残されています。アチェの黒くて豊かな土壌から生まれ、そして武器を捨てて農民に戻ったアチェの人々の丁寧な仕事によって、この野性味のあるフレーバーは一杯のコーヒーに閉じ込めらました。
精製方法は、どちらも古来からスマトラ島に伝わるマンデリン独自の精製方法(ウェット ハル)であり、唯一無二の味わいが世界中のコーヒーファンを魅了し続けていますね。
私も大好きで愛すべきマンデリン。トップオブトップのスペシャルティ。その違いも楽しんでいただけたら嬉しいです。
今回は以上です。それでは、今日も良い一日になりますよう願っております。
※画像はコロナ禍前に訪れたジャカルタの寺院です。