今回は、誰がコーヒーを発見したのかというお話です。
先日、あるお客さまから「コーヒーを最初に見つけた人はすごいですね」というお言葉をいただきました。
そこで、以前にもこのコラムでご紹介したことのある、有名な「ヤギ飼いカルディの伝説」について再度お話させていただきす。その伝説とは、
エチオピア南部のアビシニア高原には野生のコーヒーの木が長い間、人目に触れることなく生育していました。
ある日、ヤギ飼いのカルディは、放し飼いにしていたヤギが赤い実を食べて興奮しているのを見て、修道院の宗侶と相談し、その実を食べてみました。
すると全身に精気がみなぎり、気分が爽快になったのです。
それ以来、宗侶たちが夜の勤行の際、眠気覚ましとして、この赤い実を煎じて飲むようになったと伝えられています。
この伝説はキリスト圏に伝来する話ですが、イスラム圏にも「シェーク・オマールの伝説」があります。どちらが本当かはわかりませんが、コーヒーにはある種の効用があることは大昔から認められていたことが共通しています。
お客さまには「某有名コーヒー店名のカルディが、ヤギ飼いだったとは知らなかった」と大変驚かれました。ご説明できて良かったです。
今回は以上です。それでは、明日も良い一日になりますよう願っております。