コーヒーの精製方法 ②非水洗式(un-washed)

今回は、コーヒー豆の非水洗式(un-washed)精製方法について解説いたします。

◇乾燥
 収穫したチェリーは外皮がついたまま乾燥場で広げられ、2週間程度、天日で乾燥させます。
 豆全体の乾燥状態を均一にするため、特殊な道具で毎日上下を攪拌します。
 また、夜間は湿気を防ぐため、チエリーを集めてシートで覆うなどの工夫をします。

◇脱穀
 乾燥工程後、脱穀機を使用して果肉とパーチメント(硬い殻)を除去し、生豆(グリーンコーヒー)を取り出します。

以上が非水洗式の精製工程です。この精製工程は、ブラジルやエチオピアでよく見られます。

水洗式と非水洗式は、焙煎後の豆の特徴で見分けることができます。
水洗式の豆は焙煎後、センターカット(豆の中心にある筋)が糖分の集積によって白く変色しています。それに対して、非水洗式は褐色になっています。
豆をご購入されましたら、センターカットの状態について観察してみると良いと思います。

次回は、スマトラ島北部で見られます、セミウォッシュド(Semi-washed)について解説していきます。

さて、暑い日々が続いていますね。梅雨明けも近いのではないでしょうか。水分補給をしっかり行いましょう。

それでは、今日も良い一日になりますよう願っております!

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