今回はコーヒーの価値を決める風味、とりわけ「香り」についてのお話です。
ここでは、「抽出した液体の香り」と「抽出液引用後の香り」についての表現をご紹介します。
挽いたコーヒーにお湯を注いだ時に、その熱により粉砕したコーヒーに含まれる有機物が液体から気体に変化します。これらが香りを形成します。これが「アロマ」と表現されています。
好ましいアロマの評価用語としては、
・果実の香り、草の香り、コーヒーの粉末の香り があります。
好ましくないアロマの評価用語としては、
・発酵臭、酸敗臭、リオ臭、ゴム臭、木質臭 があります。
コーヒーの抽出液を口に含んだ時、有機物が気化し、それらの成分が放出さることにより、鼻に抜けるときに感じる香りを「フレーバー」と表現します。好ましいフレーバーの評価用語としては、
・ナッツの香り、麦芽の香り、カラメルの香り があります。
好ましくないフレーバーの評価用語としては、
・焦げ臭、テルペン臭、化学品臭 があります。
如何ですか?様々な「香り」が存在することが分かりますね。このような観点からコーヒーを楽しんでいただくと、世界が広がることと思います。ご参考にしてみて下さいね。
今回は以上です。それでは、明日も良い一日になりますよう願っております。