今回は「ケニヤAA レッドマウンテン」の販売開始に際しまして、ケニヤコーヒーの魅力をご紹介します。
ケニアはアフリカの中でも最も高品質とされる産地の一つです。コーヒー研究の専門機関をいち早くから立ち上げ、生産量は他の国に比べると少ないながら、安定して高品質な豆を作る産地としてのブランド力があります。
ここでは、ケニアコーヒーの生産環境や味わいについてご紹介します。
ケニアコーヒーの栽培地域
ケニアにおけるコーヒーの主な栽培地域は、中部に位置するケニア山周辺の高地です。有名なのは、アベテーア山脈やキリニヤガ、エンブやニエリです。また、中部だけではなく東部の丘陵地帯や海岸地域などでも生産されています。
ケニアコーヒーの栽培環境
コーヒー栽培の主要地域となっているケニア山周辺の高地は、標高が1,500m~2,000mと高いです。このため昼夜の寒暖差が大きく実が引き締まっていきます。また、年に2回雨季が訪れるため降水量も十分にあり、日照量もコーヒー栽培に必要な数値をクリアしています。土壌は火山灰土質で水はけが良く、ミネラルが大変豊富で肥沃です。
ケニアコーヒーの生産状況
ケニア産コーヒーの輸出額は、同国の輸出総額の5%程度です。コーヒー農家は約15万人で、コーヒー産業従事者は約600万人と推定。この点から、ケニアのコーヒー産業は国内の雇用を支えているとも言えます。
コーヒー生産で注目したいのは、国や協同組合による管理や研究が盛んに行われている点です。栽培から加工、精製、格付け、販売までがコーヒー専門機関のガイドラインに沿ってしっかりと管理されています。
生産量の少なさから、他のアフリカ諸国の豆より高額となりますが、それを補うクオリティが人気を支えています。
ケニアコーヒーは風味が非常に豊かです。ベリーや柑橘系のフルーツを想起させる明るい酸味と、やわらかな苦味と力強いコクを持ち合わせていてバランスが良い。また、香りが上品で芳香な点も魅力的となります。是非ともご賞味いただきたい逸品です。
今回は以上です。それでは、明日も良い一日になりますよう願っております。