インドネシアの有名なコーヒー豆の「コピルアク」についてのお話です。
先日、知人からこの希少性の高い豆をいただきました。
この豆は天然のジャコウネコが自然に食べたコーヒーの実から精製されます。ジャコウネコは完熟した最もおいしいコーヒーの実しか食べません。加えて、このジャコウネコの腸内環境が独特の甘味等の良い影響を与えるとのこと。
秀逸な豆は、豆を含む採取した糞をドライでバクテリアもなくなる2年以上の長期にわたって貯蔵するとのこと。これで味わいに深みが増していくそうです。その後、豆は丁寧に洗浄され外皮を取り除いて完成します。手間がかっていますね。
飲んでみると、チョコレートのような甘い香味があります。独特のまろやかさやコクをもったコーヒーでした。
インドネシアの気候や風土、生態系が生み出す「コピルアク」。コーヒーが自然と共生して味わいを深めていくことに感動を覚えます。
当店では現在、この豆を取り扱っていませんが、このようにストーリーを持った豆をできるだけ取り揃えていきたいと思います。