秋分の日(9月23日)に思う。

今回は、秋分の日(9月23日)に関するお話です。

夏のじりじりと焼けつくような日差しが少しずつやわらぎ、一年のなかでも特に過ごしやすい秋の始まりを知らせる秋分の日。
今日では何となく過ごしてしまいがちですが、本来は、私たちの先祖を敬い、この世界に生かされていることに感謝するありがたい日とされています。

秋のお彼岸は、秋分の日と前後3日間を合わせた7日間のことを指します。初日を「彼岸入り」、最終日を「彼岸明け」、ちょうど間の秋分の日を彼岸の中日と呼びます。

赤く独特な雰囲気が目を引く「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」。曼珠沙華とは、彼岸花の別名である。サンスクリット語で「天界に咲く花」という意味をもつんだそうです。
秋分の日の頃に鮮やかな赤色の花を1週間ほど咲かせ、やがて葉になり、冬そして春を経て枯れるというほかの植物とは異なる特徴をもっています。
私の自宅にも毎年曼珠沙華の花が咲き、そして、あっという間に枯れていきます。 彼岸と此岸、あの世とこの世が最も近くなるとされる秋分の日に、ご先祖様を守るために咲いてくれているのでしょうか。

彼岸の中日である秋分の日には、おはぎを食べる風習がありますね。その由来は諸説あります。一つは、小豆の赤には邪気を払う効果があるとしてご先祖に供えられたのがきっかけというものです。
先祖に思いを馳せながら何気ない日常の幸せに感謝する。こんな大変な時代だからこそ、今年の秋分の日はそう過ごしてみるのも良いのでしょうね。

ご先祖さまへのお供えに、マルタケのコーヒーは如何でしょうか。

今回は以上です。それでは、今日も良い一日になりますよう願っております。

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