ホンジュラスコーヒーとSDGs

今回は、「ホンジュラスSHG コマヤグア ブエノスアイレス農園 プロジェクトゼロ」の再度のご紹介です。

ホンジュラス中西部に位置するコマヤグア県は、同国で最初にコーヒー栽培が始められた場所と言われています。
県土の平均標高は約1200メーターで、肥沃な土地と高山気候は、コーヒー生産に最も適したものです。このコマヤグア県のブエノスアイレス村は、野菜生産を主に行っている小さい村でしたが、近年農家の生活向上を目指して、コーヒー生産に力を入れるようになりました。

現在は50軒程度の小規模農家が、ボルカフェ・グループのコーヒー生産支援の取り組みである、ボルカフェ・ウェイのスタッフと世界的な農家支援組織であるテクノサーブの協力を得て、生産性、品質向上、生産資源の有効活用の三本の柱の改善を目標に、日々生産技術の研鑽を重ねています。

また、従来ホンジュラスコーヒーの取り扱いの際に頭痛の種となっていた欠点豆や夾雑物の多さ、不安定な水分値による品質の劣化などを防ぐため、「プロジェクト・ゼロ」というスローガンで、収穫から輸出精製に至るすべてのプロセスにおいて欠点の発生を防ぐ仕組みを作り、ホンジュラス・コーヒーの本来の持ち味を損ねないようにお届けしています。

スペシャルティコーヒーの生産に従事する人たちは毎年美味しいコーヒー作りをされている。そんな情熱に少しでも報いたい、そんな気持ちで始められたのが、ホンジュラスのスペシャルティコーヒーをよりクオリティを高め、その分をより高く購入させていただくサスティナブルな仕組み。名前は「プロジェクトゼロ」。

スペシャルティコーヒーといえど少しは欠点豆は混入しているもの、この欠点豆を除く為のハンドピッキングの作業を、様々なプロセスで他の産地のスペシャルティクラスの農園よりも頑張ってもらうことで、日本でかかるはずのハンドピックの時間と日本人の人件費分を乗せて、産地に還元することにしたプロジェクトです。

日本もこのような形でホンジュラスを応援しています。
SDGsなビーンズでもあり、当店の設立主旨にもぴったりです!

もちろん全くゼロにするのはどちらも難しい。しかし限りなくゼロに近づこうとする想いや、ホンジュラスの村のみんなのスペシャルティコーヒーにかける想いを是非、この飛び切りクリーンなカップから感じとっていただければ嬉しいです。

コーヒーを楽しむことで、生産地を支援していきたいものです。

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