スマトラマンデリンの精製方法

今回は、スマトラマンデリンの精製方法についてご紹介します。

マトラ式精製(Wet Hulling, Giling Basah)は、インドネシアのスマトラ島で用いられる独特の精製方法です。他の精製方法との大きな違いは、乾燥工程を2度に分け、含水量が極端に高い状態で脱穀することにあります。
コーヒーを栽培する小規模農家が、最初にルワク(Luwak)と呼ばれる機械でコーヒーチェリーの果皮を除去します。果肉の一部とムシラージ(粘質物)を残した状態で途中まで乾かした豆をを取引業者が集荷して、まとめて脱穀と仕上げの乾燥を行います。
スマトラ島に特殊な土壌と多雨な気象条件と精製方法が相まって、その独特な風味と味わいを有する、唯一無二のスマトラ特有のコーヒー豆が生まれます。
スマトラ式は、英語では「ウェット・ハル(Wet Hulling)」、インドネシア語では「ギリン・バサ(Giling Basah)」と呼ばれています。

<スマトラ式精製方法の特徴>
・色が深緑である。
・丸みがあって曲がってる。

<メリット>
・乾燥工程が短くて済む。
・生豆が深緑色の独特な色合いになる。
・スパイシーでハーブのようなエキゾチックで特徴的な香味が生まれる。日本ではその独特の香味に多数のファンがおられます。

<味わいの特徴>
Earthy(=地球)大地や自然などを思わせる味わいです。「土っぽさ」が感じられます。「アーシー」と表現するお店もあれば、「スパイシー」と表現するケースもあり、スマトラ式のコーヒーは「ビター」な印象で力強い香味がします。

当店で取り扱っておりますのは「TRUE BLUE スマトラマンデリン リントン」となります。 トップオブトップのスペシャルティーを是非ともご賞味いただけましたら嬉しいです。

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