エチオピアゲイシャとはどのような豆か

今回は、世界のコーヒー愛好家が憧れるゲイシャはどんなコーヒーなのでしょうか?産地や味わいなどをご紹介します。

パナマの品評会で一躍注目を浴びたゲイシャですが、今ではパナマのみならず原産地のエチオピアや中米各国で栽培されています。高品質なゲイシャを生産するためには、適した環境と高度な栽培技術が必要となります。このため、生産地は増えても限られた量しか収穫できず、その希少性が高いのです。もともと野生種だったゲイシャは豆の形も特徴的。他のコーヒー豆が丸みを帯びた半円形なのに対して、少し細長い形をしています。

当店で取り扱っております、「エチオピア ゲシャヴィレッジ農園 チャカナチュラル」は、エチオピアの西の果てに鬱蒼と茂ったベンチ・マジ(Benchi-Maji)地区のジャングルにあります。都市部から遥か遠くのこの地でコーヒー農園を2011年から開拓。農園からほど近いゲシャ種発祥の地であるゴリ・ゲシャの森(GoriGesha Forest)から世界最高峰品質のゲシャ種を厳選し、息を呑む様な美しい大自然の中、約471㏊の敷地でコーヒーを栽培しています。

当初首都アディス近郊で農地を探しはじめますが、求める環境・気候条件に合わず、いつしか遥か遠方まで探索の範囲を広めていき、辿り着いた場所がGesha種発祥の地であるGesha村だったのです。農園から約20㎞に位置するGesha種の原生林ゴリゲシャの森(Gori Gesha Forest)は、森というよりジャングルそのもの。猛獣対策の警備員付きでの正に探検そのものでした。遥か高く聳えるジャングルを歩き続け、遭難の危機にも瀕し、辿りついたのはジャスミンの香りが広がるGesha種の現生地。様々なGesha種が実を付けていました。それが、この豆の始まりです。

フローラルで華やかなアロマ、トロピカルフルーツのような甘さ、心地よい酸味などが味わえます。是非一度ご賞味いただきたい逸品です。

今回は以上です。それでは、明日も良い一日になりますよう願っております。

TOP