タイは東南アジアで最もスペシャルティコーヒーの進んでいる国のひとつ。国際都市であるバンコクはもちろん、チェンマイなど地方都市にもオシャレなカフェが立ち並び、ラテアートの世界チャンピオンも輩出しています。国際的にはさほど有名ではないが、高品質なコーヒーの産地でもあります。
北部のチェンマイやチェンライにはアラビカ種の栽培に適した標高の高い山があり、そこには様々な少数民族が住み、コーヒーで生計を立てています。
経済の発展とともにカフェや専門店の求める味わいのクオリティがあがり、産地としても成長著しい国に変貌を遂げています。
タイのコーヒー文化も少しずつ変化が訪れています。南部で生産されるロブスタ中心だったタイのコーヒーは、今もミルク入りが多いです。しかし、アラビカ種の高品質なコーヒーの出現し、ブラックで飲む習慣も始まりました。良い循環が多様性を産み、多くの民族が共存共栄できています。
さて、近日登場予定の豆は「タイチェンライ ドイパンコン」となります。チェンライの奥地、少数民族が育んだ甘くトロピカルな芸術品です。
どうぞご期待下さいませ。