コーヒーはどこで収獲できるのですか?というご質問を受けることが度々あります。
画像は店内に掲げられたコーヒーベルトの図です。
コーヒーベルトとはコーヒーの栽培に適した地域のことで、ブラジルやコロンビア、コスタリカなど赤道を挟んで北緯25度から南緯25度までの標高の高い山のある国々を指します。
コーヒーノキには様々な種が存在しますが、基本的に気温が0℃を下回ると枯れてしまい、風が強い地域では5℃前後の気温でも枯れてしまうほど寒さに弱い植物です。
また、実がつくまでに数年を要する寒さに弱いコーヒーノキが冬を越すためには、年間を通して高い気温で安定している土地が求められます。
コーヒーベルト地帯は直射日光を受けても酷暑とならず、栽培に必要な1800ミリ内外の降雨量に恵まれ、年間平均気温が摂氏15~30度ぐらい、排水のよい土地であるためコーヒーの栽培に適しています。
コーヒー栽培が盛んな国がまるでベルトのように連なっているためコーヒーベルトと呼ばれています。
この図を見ながらコーヒーを飲んでいると、生産農園の思いまで芳醇な香りと共に運ばれてくるようで感慨深いものです。
ちなみに、日本でも小笠原や沖縄でコーヒー栽培を行っています。
マルタケでは「香りと味わいに想いを込めて」世界中から高品質なコーヒーをご提供して参ります。
皆さまも生産地へ思いを馳せて飲んでいただけたら嬉しく思います。