今回は、コーヒーカップの形状と味の感じ方についてのお話です。
カップの形状によって、味の感じ方は異なります。舌先では甘味、舌の両側では酸味を感じやすいのです。また、渋みは舌の奥側で感じやすいです。
カップの形状によって、口の中ではコーヒーリキッドの広がり方が変化します。
したがいまして、カップは味の感じ方を左右する大切なアイテムとなります。
◆ラッパ型の形状
カップが縁に向かって広がる形状(ラッパ型)では、コーヒーリキッドがした全体に広がるので酸味を感じやすいです。そして、味わいが重層的に広がっていきます。
◆フルート型の形状
カップが縦細い形状(フルート型)では、コーヒーリキッドが舌の中央部を通ります。したがいまして、酸味を感じやすい舌の外縁部には当たり難くなるので酸味が抑えられます。
如何ですか。カップを選ぶ際には、こうした観点も考慮していくと良いと思います。
今回は以上です。気温が低くなってきましたので、健康に留意してお過ごし下さい。