今回は、世界のコーヒー先物取引所のお話です。
現在、ロシアのウクライナ侵攻によりあらゆる物の価格が不安定であることはご承知のとおりです。コーヒーの価格も例外ではありません。そこで、コーヒーの価格がどこで決まっているのかを以下に記します。
世界の二大取引所
コーヒーは国際貿易商品です。コーヒーの「先物取引」は、国際的にはニューヨークとロンドンの取引所で取引されます。二大取引所と呼ばれています。
・ニューヨーク取引所
この取引所のコーヒー価格は水洗式アラビカ種の代表的な先行指標価格として、世界中の生産者、輸出業者、トレーダー、メーカーなどの関連する業界・業者に広く利用されています。
取引高はコーヒー先物市場の中では世界最大です。
・ロンドン取引所
ロブスタの主要取引所であり、アフリカ、アジア諸国産をはじめとする各国産のロブスタが取引されています。
市場では、生産者、焙煎業者、メーカー、商社などが先行指標価格として利用しています。
具体的には新聞の先物市場覧で確認することができます。コーヒーが世界の政治や経済と深く結びついていることがわかりますので、ご参考にしてみては如何でしょうか。
なお、マルタケコーヒービーンズでは、市場が不安定な中、常に状況を確認しつつ最適な調達を心がけて参ります。
今回は以上です。それでは、今日も良い一日になりますよう願っております。