代表の中田です。今回は、アラビアの盛隆のお話です。
17世紀にはヨーロッパ各地にコーヒーハウスが開店します。アラビア半島のイエメンのみがコーヒー供給源でした。
世界の市場を独占していたのです。
そこから、モカなどの紅海沿岸から出荷されていたのです。当時のイエメンには、イスタンブール、モロッコ、インド、ヨーロッパなどから商人が集結していました。
ヨーロッパではイギリスがコーヒー市場で優位でしたが、17世紀末にはオランダがジャワ、セイロンにコーヒー移植を成功させ、ジャワコーヒーとしてヨーロッパで取引されるようになります。
オランダはコーヒープランテーションにも成功していきます。
イギリス東インド会社のモカコーヒー取引量は衰え、貿易の中心は茶に移行していくのです。
今でもイギリスと言えば紅茶のイメージが強いですよね。しかし、その昔はイギリスがコーヒー市場をリードしていたとは、日本にいる私達にはあまり知られていないのかもしれませんね。
今回はこの辺で。次回もお楽しみに。
それでは、明日も良い一日になるよう願っております。